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2008年 10月 07日
アニミズムという希望 山尾三省70年生誕祭り
かって、国営昭和記念公園に隣接した昭島市中神町の米軍ハウスに住んでいました。2番目の息子がうまれ、お祝いになにか記念になるものが欲しくて、夫に頼んで、東京・西荻窪のホビット村のなかにあるプラサード書店で購入してきてもらったのが、山尾三省さんの本「聖老人」。三省さんとの初めての出会いです。 アニミズムというのは、いのちあるものを分け隔てることなく、人も、みみずも、花も、とりも、とうとい いのち の つながり なのだと こころで ふかく かんじる へいわな 平安な 静けさの ことだと わたしはおもいます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ アニミズムという希望 山尾三省 生誕70年祭 2008年 10月11日(土)2:00~8:00 前売2500円 当日3000円 場所 東京御茶ノ水・全電通ホール 千代田区神田駿河台3-6 問い合わせ先 野草社 03-3815-1701 屋久島の森に住み、耕し、詩い、祈る日々を生きた山尾三省さんが私たちに多くの思い出を残して星の世界に帰られてから、早いもので7年の歳月が流れました。 三省さんの詩と思想は時とともにその輝きを増し、私たちの現在そして未来を照らす道標のように思えるのです。(生誕70年祭チラシより) パネリスト・今福龍太 鎌田東二 田口ランディ 長屋のり子 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 静かさについて この世でいちばん大切なものは 静かさ である 山に囲まれた小さな畑で 腰がきりきりと痛くなるほど鍬を打ち ときどきその腰を 緑濃い山に向けてぐうんと伸ばす 山の上には 小さな白雲が三つ ゆっくり流れている この世でいちばん大切なものは 静かさ である 山は 静かである 畑は 静かである それで 生まれ故郷の東京を棄てて 百姓をやっている これはひとつの意見ですけれど この世で いちばん大切なものは 静けさ である 山は 静かである 雲は 静かである 土は 静かである 稼ぎにならないのは 辛いけど この世で いちばん大切で必要なものは 静かさ である 山尾三省詩集」「びろう葉帽子の下で」より
by kirakiradanai2
| 2008-10-07 06:43
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